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第114回糖尿病教室|<板橋区成増>内科・糖尿病・甲状腺の事なら「かとう内科クリニック」までお問い合わせください。

かとう内科クリニック
第114回糖尿病教室
日時 2017年3月18日(土)14時〜15時30分
テーマ 糖尿病の治療3〜薬物療法・インスリン療法について
食事療法と運動療法にてコントロールが不十分な場合には薬物療法やインスリン療法を行うことになります。具体的な薬の種類とそれぞれの作用についてご紹介します。
一 薬物療法
1 インスリン分泌促進剤:スルホニル尿素剤(SU剤)、グリニド系
膵臓のβ細胞を刺激してインスリンの分泌を促進する働きがあります。特にグリメピリド(アマリール)はインスリンの感受性を高める作用もあります。
グリニド系は作用時間が短いため軽症の場合に用いられます。
2 インスリン作用強化剤:ビグアナイド薬
肝臓や筋肉でのブドウ糖の利用を促進し、肝臓からのブドウ糖の放出を抑制します。
3 糖分吸収抑制剤:α-グルコシダーゼ阻害剤
糖をブドウ糖に分解するのを阻害し、腸管でブドウ糖が吸収されるのを遅らせます。
4 インスリン抵抗性改善薬:ピオグリタゾン(アクトス)
インスリンの作用を強める働きがあります。
5 インクレチン関連薬:インスリン分泌を促進するインクレチンを分解するDPP-4を阻害する内服薬とGLP-1というインクレチンの注射剤があります。現在治療の主流となっている薬物です。
6 腎尿細管再吸収阻害剤:腎臓の尿細管において尿糖を再吸収せず、尿糖をそのまま排泄させる薬です。選択的SGLT2阻害剤と言われています。脱水には要注意です。
尚、副作用や注意については本概略では割愛させて頂きます。
二 インスリン療法
1 超速効型インスリン:ノボラピッド、ヒューマログ、アピドラ
10分で効果が出るため食直前や食直後にも打つことができます。
2 速効型インスリン:各種R製剤
食事前30分に使用します。α-グルコシダーゼ阻害剤との併用に効果的です。
3 中間型インスリン:各種N製剤、各種30R製剤など
N製剤は24時間効果が持続するため1日1回打ちとなります。
R製剤とN製剤を混ぜた混合型インスリンは1日2回打ちとなります。
4 持続型インスリン:レベミル、ランタス、ランタスXR、トレシーバ
24時間ほぼ変わらずに効果を持続させる新しいインスリンで1日1回打ちです。
最近は超速効型と持続型のインスリンを組み合わせてコントロールする方法が主流となっています。また、薬物療法とインスリン療法を併用する新たな治療も検討されています。